著者 佐伯泰英
内容(「BOOK」データベースより)
吉原から二人の遊女が失踪、さらに花魁道中の直前、当代きっての人気太夫が忽然と姿を消した。遊女三千人の頂点に立つ太夫を足抜?廓の用心棒・神守幹次郎は、探索中、遊女一人の所在を突き止める。だが黒幕の口封じに合い、遊女と家族は鏖殺にされた。やがて失踪のからくりを解明した幹次郎は、私欲に溺れる悪党たちに迫るが…。好評の吉原裏同心、第二弾。
佐伯泰英さんの初期の時代小説ですね。
あの時代の吉原の制度を丁寧に書いているので、
読むだけで詳しくなってしまいます。
遊女の足抜と、その家族の惨殺。
やりきれない内容を、
吉原会所の用心棒幹次郎と年上の女房汀女の人柄が
うまく救ってくれます。
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